118．蒸し暑い今日も

雨も降ってるんだか止んでるんだか解らん勢いで、室内に居ても屋外に居るような湿気なもんだからどうにかしてほしい・・・除湿器プリーズ！！

雨だから、涼しい事は涼しいんだけど、風がないから部屋の中は蒸し風呂状態・・・ってほどでもないけど、蒸す。蚊もたくさん出て来たよな〜。マラリアとか媒介すんなよ！（まさか大丈夫だろ

そんなワケで、最近天気が悪いので、妄想で転嫁してみる色々と。

以下、また妄想

＞如月一人称！（一人称って難しいよチャレンジ！
　
雨は好かない。身体を濡らして体力を落とすと、集中力に欠ける。雨音に気配を殺す事は出来るが、同時にぬかるみに正体を露見しかねない。なにより・・・要らぬ感傷に飲まれやすくなる。
昼まではかろうじて太陽を覗かせていた空も、今は曇天と夜の闇に覆われ、微かに光る雲間からしきりに雨粒をこぼしている。荒れた天気ではないが、気温が低い。
草加拓海という海軍将校を捜して、数日が経とうとしていた。軍人相手に、これほど手を焼いた記憶は無い。軍人というものは、まして将校ともなれば何処かに必ず手垢を残しているものなのだが。
手ぶらで帰るのも何なので、開いていた店で酒を買った。そこでふと、おかしな気分になる。何故こんなおべっか使いのような真似をしているのだろうか。と・・・。
意にも無く憮然として、宿にもどる。宿には、憮然とさせる張本人が、私の帰りを一人待っているのだ。
宿の玄関を潜る時、ざっと周囲に目を走らせた。怪しい所はない。だが、何故が気が逸って落ち着かなかった。雨のせいだろうか。
部屋の前に立ち、ひと呼吸置いた。用心にと、出会って早々二人だけに通じる符号を決めておいたのだ。ノックの合図もその一つ。
何故こんなにも緊張するのだろうか。やはり、気付かぬうちに誰かに付けられたかしなかっただろうか。疑心と不安がない交ぜになり、気が立ってしかたがない。長く伸びる細い廊下に視線を走らせるが、何があるというわけでもない。それで更にいらだった。
不意に、眼前に光が射したかと思うと、再び影が覆った。
「遅かったな。」
いつの間にか開かれた扉の前に、彼が、角松洋介が立っていた。彼は私の遥か上から私を見下ろす。影に飲まれそうなほどの大男だが、出会ったときからさほど不快には思わなかった。その巨体故に人目を引く事を覗いては、だが。
決して柔和とは言えない、堅く厳つい顔だが、不思議と安堵感を誘う目を見返すと、何故が気まずさが立って視線を伏せた。
「何か、収穫あったのか？」
そう問われて、いや。と短く答えるので精一杯だった。・・・流石に意識せざるを得ない。今日の自分はどこかおかしい・・・。
「すまないが・・・以前消息不明だ・・・。」
絞る様に声を出す。この感覚は動揺なのだろうか。今までになく手応えの無い仕事に対する、一種の焦りか。
詫び、とは決してとられたくない思いの土産に、角松は破顔した。軍人としてもれなく、彼も酒好きらしい事は察しがついた。早速と言わんばかりに、彼は酒の封を切る。


・・・続く？
変な所で切れた・・・。こんな所で切って続けられるというのか。（多分・・・無・・・r
一人称って難しいのな。途中から三人称テイストにどうしてもなだれ込みそうになる。途中から、三人称にしとけば良かったって後悔する・・・。
さーて、二人の世は更けて一体どうなる事やら（全く考えてない）一応月松！って思って書いてた・・・ような気がするんだけど・・・？
それにしたって、暑いよな〜・・・・。