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とある戦闘機もののSF小説を読んでいた時、セリフの端々に「ポート」、「スターボード」という単語が出て来て、一体何の事かと頭を抱えた学生時代がありまして。
かのスティングの名曲、「バルパライゾ」にも
Red the port light
Starboard the green
というくだりがあるし。・・・スティングのはあんまりカンケーないか。カンケーないけど、バルパライゾ名曲だ〜好き過ぎ!!

えっと、まあ、簡単に言えば「ポート」は左旋回。「スターボード」は右旋回の事なんだけど、何でそんな言い回しになったのか。ずっと気になってたわけで。

大体の航空用語は、船舶用語からのお下がりが多い。なので、ポートもスターボードも元々は船舶用語。19世紀頃から、左舷=ポート。右舷=スターボードと呼ばれていたそうだ。多分現在でも通じる。操船用語で用いる事も有る様で、右、あるいは左に舵を15°取るという意味になるらしい。
読んだ小説の中でも、ハードポート、ハードスターボードって言い回しが出て来たけど、どうやらこのハードが付くと、舵を30°から35°(ちょっと記憶が曖昧)に切れということになるみたい。ようするに、ハードが付けば付くほど深く舵を切れ!って事なのか・・・な?

そんでもって、語源なんだけど中々奥が深い意味があった。
昔の船は、舵を右舷後方にくっつけてあったらしい。なので港に止める時右舷を付けると舵をぶつけるので、左舷側ばかりから接岸してたらしいね。なので左舷の事をポート(港)と呼ぶ様になったと。
んで、その右側に付いてた舵の事を、当時はスターと呼んでいて、スターの側(ボード)と言う事で、スターボードと呼ぶ様になったらしい。・・・特に深くもないか。
そういや今の船も、左に接岸してあるよね確か・・・。海自の一般公開に行った時も左側から乗り込んだ記憶あり。船乗りは古きに習うよね〜旧海軍から海自も習うよね。

これにより、あの小説の内容がとっても切迫してる場面だという事がよく解りました!だってしきりに左右に旋回させてたんだもん。敵から逃げてるんだから当たり前か・・・意味不明で申し訳ナス。
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