10．戦争末期の話で恐縮

だんだん雑学っていうか、ネタ集っぽくなってきて申し訳ないんですが、こんな事しか書く事無いのでゆるしてね。ここはネタブログです。

昔読んだ本や人づてに聞いた話で、太平洋戦争末期、一部兵たちの間で「コックリさん」がはやったそうだ。
戦争末期ともなれば、まともな情報も入ってこないし出撃がなければすることもないので、暇つぶしにはやったらしい。

とある兵たちのコックリさんでは、メンバーの中の一人の兵が、間もなく子供が生まれるというので、その事を占ってみたそうだ。すると子供の生年月日、性別、名前までもがぴたりと一致した。
そこで兵士ならみな思ったであろう、戦争の行方を占ってみた。しかも複数のグループで同じ事を聞いてみたらしい。（示し合わせたわけでは無いだろうけど）

一つは、昭和20年の3月上旬頃に、日本が大勝して終わると出た。
一つは、昭和20年7月下旬に負けると出た。
もう一つは、昭和20年の4月下旬に勝って終わると出た。

結果は史実の通りだが、やはりいい加減なもんですな。つか、3月に大勝って、一体どんな起死回生が出たというのだ。
私も学生時代にコックリさんの仲間みたいなのが流行ったけど、友達が側でやっていたので、「私の前世はなんですか？」と聞いてもらったら、「ロシア人」と出た。

ちなみに当時のコックリさんの仕様が、ちょっと変わっていて面白い。紙にあいうえお語順と、数字を書くのは今とさほど変わらないが、メンバーの中に戌年生まれの人間を入れないのと、十円玉の変りに、棒を三脚に組んだものを使うそうだ。
戌年の人間を省くというのが面白いね。コックリさんの当て字が狐狗狸で、動物、主に狐を連想する所から来たのかもしれない。狐の霊はイヌが嫌いらしいから。つか、こういう民俗学的な話って大好きなので、語りだすとウザイからこの辺でやめます・・・。

そして戦後。「昭和20年3月上旬日本大勝」という神託を聞いていた人が、改めてコックリさんをして、その時の回答について、コックリさんにつめよったらしい。（つめよったのか？）そしたら・・・

「原爆には驚いた・・・・」

と、きた。神仏に近しい存在でも、原爆の威力は計り知れなかったんだね〜。なんか空しいね〜・・・。