205．あ、靖国行こう その4

とりあえず完結。

イケメン英霊を目の前に、しばらく佇んでいたが、なにぶん閉館時間ギリなもんで、お名残惜しいがその場を離れる我々。
しかし、遊就館の広さを侮っていた・・・。展示室18を超えてもまだまだあるんだワ〜！
そして、おそろしくカオスな展示室に侵入しました。遺影がたくさん有り過ぎて目が回るわ何！ここ！？
・・・そりゃあ、合祀者数200万超えるんだから、写真の数もはんぱないだろうね・・・。あ、でも写真じゃなくて絵の人も居た・・・明らかに時代が違う人が。
「こんなに沢山いても、全く覚えられないよね〜」という話になったが、オカルト好きな私は「多分、目に留まった人は、何かしら縁のある人」という嘘くさいスピリチュアル論を展開して、ちょっとでも縁のありそうな人を捜した・・・探した・・・さがしたけど、特に私のシックスセンスは働かなかった・・・そもそも、そんなもの持ってないのか・・・。
学徒兵の直筆遺書というものが、ガラスケース内に展示されていたんだが、注釈に「三島由紀夫絶賛」とか書かれていたので、どれどれ・・・と思ったんだけど、この時点ですでに、閉館の放送が・・・蛍の光だか何だか。読み飛ばしちゃった！
ここで一つ、もの凄く私のハートにストライクな写真があって、ちょっと直視出来なかったわ・・・。小さい女の子を抱っこしてる、海軍将校の写真なんだけど、もうアンタ・・・子供大事にしてるってのがもうヒシヒシと・・・ウルッとしちゃった・・・。
ようやくまた一階に降りる。今度は大展示室。降りてすぐの所に、爆撃機「彗星」が！初めて見た！！！んで、この時不覚にも気付かなかったんだけど、天井から「桜花」がぶら下がってた模様・・・マジ気付かなかったよ・・・。大展示室では主に、大型の展示物が軒を並べてる感じでした。彗星はもちろん、機関車、回天などなど。ちょっと感動してみてるんだけど、いかにも閉館のための掃除をしている館員が、ちょっともの言いたそうな感じだったので、そそくさと急ぐ　フリ　をしてみた（酷
戦跡収集品の中に、貝殻や珊瑚の欠片が混ざっていて何でだろうと思っていると。「遺骨の代わりじゃない？」と、ぱんださん。そうだね、未だに異国の地に埋まったままの人達もいるんだよね・・・。

ちょっとしんみりとした所で、我々は遊就館を後にした訳です。で、ちょっと境内をうろついてみたりしたワケなんですが、軍犬、軍馬、そして軍鳩の慰霊碑がたってて、これは・・・と思ったり。私がちょっとだけ靖国に感じた違和感なんだが、なんだか境内にモニュメントが多過ぎやしないかと・・・。私の（勝手な）認識では、神社ってもっと簡素っていうか簡潔っていうか、いっそ不親切なぐらい何も無いのが普通だと思ってたんで、靖国のアピールがちょっとアレだったかな〜。でも、こんなもんなのかな〜。
本殿裏の方に、池があるのだが、そこでちょっと休憩。昼間だったら憩いの場だろうな〜という、キレイな庭でした。静か・・・でもなかったな・・・。上空をヘリが飛び交ってた。この日は有り難くも暖かかったので、ちょっと風に当たるのが気持ちよかった。
案外ネイチャー派らしい我々ですから（そうか？）境内の手つかずな感じの枝振りの木々に、ちょっと感動してみたり。都心なのに山にある木みたいなんだよ！？
そこでちょっとばかりおしゃべりをして、靖国を出ました。私のうろ覚えプチ情報では、同じ鳥居から出入りしない方がいい（という話をかつて聞いた）という事で、道を引き返さずに、途中から出た・・・のは失敗でした。境内歩くより道が長く感じるのは何故！？

ふえ〜、長くなりましたが、靖国レポはこれで終わり・・・。ホント長かったなムダに！
ここまで読んでくれた皆さんに感謝。